*読まなくても作れますが、読むともっと美味しくなるかもしれない、長いまえがきです。
長い、まえがき
野菜を毎日、手軽に食べたい。それがミネストローネを作るきっかけでした。
肉料理などのメインの料理に気持ちが傾いてしまい、サラダなどの野菜料理が後回しになったり、面倒になりがちな時に、思いついたのです。野菜を入れたスープを作り置きすれば、温めただけで毎日、野菜を手軽に食べられるのではないだろうか?
結果は大成功。それまでより、野菜を食べるのが簡単になりました。
そんなスープの中でも、もっとも多くの種類の野菜を美味しく食べられたのが、この記事で紹介するミネストローネです。トマト、玉ねぎ、ニンジン、キャベツ、セロリ、じゃがいも、ニンニク。7種類も野菜を食べられる!
それに加え予想外だったのが、とても美味しいうえに、飽きないのです。
調味料は塩しか使わないこのレシピは、野菜の旨味、甘味を感じられて、まったく飽きません。一般的にはコンソメやベーコン等の加工肉を使いますが、何度も何度も作った結果、それらの味が無い方が野菜の旨味を感じやすい事に気が付きました。
今では、週末に翌週用のミネストローネを作るのが習慣。週末に用事があって作れない時は、不安になってしまうほどです。
まるで、焚火の火をいつまでも見てしまうように、じっくりと野菜を丁寧に炒めていきます。自分と向き合うようなその時間も好きです。ですので、時間の無い時や、手早く作れる料理としてはむいてません。
ただ、難しい工程はありません。切って、炒めて、煮る。いたってシンプル。このレシピに大事な事は時間をかけてあげる事です。
「わざわざ時間を作り、じっくりミネストローネを作る時間を楽しんでもらいたいな」と想いながら書きました。焚火を眺めるような、そんな時間が、この記事を読んでくれた方に訪れるのを願って。
あとがきにはアレンジ案を記載しました。「ミネストローネ」の作り方、ぜひ、ご覧ください。
レシピの特徴と情報
このレシピは、こんな時にオススメです
- 野菜をたくさん食べたい
- あたたまるスープを飲みたい
- 野菜の作り置きを作って置きたい
このレシピの特徴
- 野菜を豊富にたくさん食べられる
- 作り置ける
- シンプルな作り方と味で飽きない
*味付けは塩のみ
このレシピの情報
- 調理時間 90分
- 費用目安 8皿500円
- 主な調理器具 鍋中(この記事は18Cm×深さ約8Cmのステンレス製)
*慣れてきたら、炒める順番に野菜をカットしながら炒め始め、時短する
*慣れれば60分くらい
材料


- オリーブオイル・・・15g(大さじ3)
- 塩・・・5g(小さじ1)
- ニンニク・・・5g(中1個)
- 玉ねぎ・・・130g(中1/2個)
- ニンジン・・・70g(1/2個)
- キャベツ・・・100g(1/6個)
- セロリの茎・・・30g(1/3個)
- ジャガイモ・・・130g(中1個)
- (A)あらごしトマト・・・1パック(390g)
- (A)酒・・・100cc(1/2個くらい)
- (A)水・・・400cc
作り方
手順一覧
詳しい作り方

- ニンニク→みじん切り
- キャベツ→7mm×7mm位
- その他の野菜→7mm角位
*サイズは好みで良いが、食べやすく火の通りやすいサイズをイメージ
*1cm前後なら問題なし - 塩を量って容器に入れる
*ここから少しづつ使って完成させ為、初めに必ず量って準備しておく

- 火のついてない鍋に、オリーブオイル、ニンニク、玉ねぎ、用意した塩の1/3を入れ、かき混ぜる。
*まだ火は付けない - 点火し弱火で焦げないように、時々かき混ぜながら炒める

- 玉ねぎがシンナリして透き通り始めたら次へ

- ニンジンと用意した塩の1/3とオリーブオイル少量(たらり程度、分量外)を加える

- 焦げないように、時々かき混ぜながら炒める

- ニンジンの色が鮮やかになったら次へ

- キャベツ、セロリと用意した塩の1/3とオリーブオイル少量(たらり程度、分量外)を加える
*用意した塩はここで使い切ります

- 焦げないように、時々かき混ぜながら炒める

- キャベツ、セロリがしんなりして透き通ってきたら次へ

- ジャガイモとオリーブオイル少量(たらり程度、分量外)を加える

- 焦げないように、こまめにかき混ぜながら炒める
*ジャガイモはとても焦げやすい小まめにかき混ぜる

- ジャガイモが少し透き通り始めたら次へ

- 野菜がヒタヒタに(隠れる)なるくらいの水(分量外)を入れ、強めの中火で沸かす

- 沸いたらフタをして弱火で10分煮る

- 10分したらフタを外して次へ

- (A)を加える
*(A)→あらごしトマト、酒、水

- かき混ぜて、強めの中火で沸かす

- 沸いたらフタをし、弱火で15分煮る

- 15分後、火を止め、フタをしたまま放置する
*写真はフタを外しているが、フタはしたまま

- 一晩放置して、あたためて完成
*作ってすぐでも食べられるが、放置したほうが美味しい
*放置の理由→料理は冷める時に火が入り(柔らかくなり)味が染みる
*最低でも鍋が冷めるくらいまで放置
*熱い季節は腐り防止の為、エアコンの効いた部屋で放置
*三日目くらいが、私の好み

- 好みで、食べる時に粗挽きコショウ
- 写真はスープ皿だが、味噌汁の器が一番食べやすい
- 保存する場合は毎日完全に火を入れて(沸かす)鍋ごと冷蔵庫で保存
- 水分が足らないと感じたら水を適量足す
おつかれさまでした~あとがき~(まとめ)
以上、この記事では「ミネストローネ」の作り方を紹介しました。
使う野菜の種類が多く、カットするのと炒めるのに時間がかかりますが、そこを楽しめるようになったら勝ちです。
- 赤ワインを酒と置き換える
*酒とは違う旨味 - ひよこ豆を入れる
*ボリュームアップ、満足度アップ - ショートパスタを入れる
*旨味を吸います。ただ、無限に膨れていくので、保存に不向き。入れるなら最終日に。
赤ワインアレンジは、とくにオススメです。
まえがきにも書きましたが、このレシピは、「わざわざ時間を作り、じっくりミネストローネを作る時間を楽しんでもらいたいな」と想いながら書きました。焚火を眺めるような、そんな時間が、この記事を読んでくれた方に訪れるのを願って。
みなさんの美味しく面白い自炊に、今回の記事がお役に立てたら幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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